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川辺町の取り組みを追いかけて − ⑤

※サクラ島大学は、かわなべで行われるGNJ2012というイベントでごみステーションを担当します。
Thank you, Kawanabe!

8月1日の早朝5時あたりに、わたしたちは鹿児島市内から川辺の町へと出かけました。この日は、月に一度の川辺町の資源ごみの収集の日でした。20種類のごみ分別のうちに、「燃えないごみ」「資源ごみ」「やわらかいプラスチック」を収集してもらえる日は、月に一日のみ。早朝の6時30分から、7時という30分という時間帯のなかで作業が行われていました。
月に一度しか収集の日はないために、資源ごみをにおいや後が汚れの後が残らない毎日きれいに洗っては、各種類にわけて、保存されているそうです。

 

6時30分頃のまちのなかでは、少しずつ家からごみを持ち出してくる人の姿が現れてきました。各自治会で、ごみの担当者が交互に決められているそうです。その方を中心に、みんながきちんと分別をしていけるようにお互いに協力して仕分けてゆきます。特に、おじいちゃん、おばあちゃんにとっては「これはなんのごみになるのか?」と判断していくことや記憶していくことは大変なこと。わたしたちから見ても、とても多くの日常の「もの」たちをどう分別していくのかは難しいと思いました。

各自治会によって、決められた時間帯で。その地域のみなさんで、決められたきまりだから守ろうとするし。顔の見えるご近所づきあいだからこそ、自然とお互いに手伝う様子がとても印象的でした。

各メンバーの感想を少しずつ。

隣同士の自治会でも当番があるのかどうかや、分別用の箱に札(ごみ分類の)をつけているのかどうかで違いがあって、自治会ごとに話し合って決めている様子がうかがえました。ごみ収集所の場所も自治会で決めているそうです。それにしても、みなさん本当にきれいに分別した上でごみを出されているのでびっくりしました。とてもきれいだったので「ごみ」という感じがしないくらいでした。

Mariko Doi

感じたのは、本当にただただ「日常」なんだということ。「おはようございます」「ご苦労様です」どこの町でも見られる朝の温かい光景。ただ1つ違うのは、20分別が手際よく行われていることでした。当番の方々がスムーズに仕分けのお手伝いもされていて、川辺の方々にとって20分別は、特段大きなことでもなく、ごくごく当たり前の生活のことなんだと感じました。今度かわなべに遊びに行く自分が、この当たり前の生活を、よそからきて壊すわけにはいかないなと強く感じました。

テツ

早朝に、近所の人たちが集まっている。挨拶したり、もくもくと分別をしたり。ゴミの分別をすることで、近所の人と会える時間ってなんだかいいな。そして集まってきている「ゴミ」は、きれいに洗ってあるので、においがないのです。だから、朝の時間はとても気持ちのいいまま。ただただ、少し話したり、もくもくと分別していく時間。

ハエノ

早朝、近所の方々が集まってもくもくとごみの分別をしていました。
ここではこれが日常なんだなぁ。それぞれ三輪車や車にゴミをのせて運んで来ては、慣れた手付きで決まられた箱や袋の中に分けて行く。ゴミは全部綺麗に洗われていて、いやなにおいなど全くしなかった。

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん。たまに若い人も。分からないものは聞きあいながら。そういうので、近所の方々と触れ合っている姿がとてもいいなと思いました。そして、ちょこっと手伝いながら見ていた私に「これはなにゴミけ?」と聞いて来てくれたのも、なんだかうれしかった。

サトコ

「おはよう」と「ありがとう」の声が聴こえてくる、心地良い時間でした。川辺の町のごく普通の日常のなかの一日にすぎないけれど、とても積み重ねてきたものを感じる、良き隣人づきあいの風景がそこにはありました。川辺の町で、グッドネイバーズジャンボリー(良き隣人のお祭り)を開催することの価値や魅力をとても感じてしまう一日でした。

良き隣人の先輩のまちで。

クボ

・川辺町の取り組みを追いかけて − ①
・川辺町の取り組みを追いかけて − ②
・川辺町の取り組みを追いかけて − ③

・川辺町の取り組みを追いかけて − ④
・森の学校を守る人を訪ねて 

Thank you, Kawanabe!

夏の午後、窓から入道雲を見ると戻りたくなる。かわなべ森の学校はそんな場所です。ジャンボリーの舞台であるこの美しい森を一日お借りして、そのままきれいにお返ししたい。その日手にしたモノを大事に扱いごみを減らしていくことは、ささやかだけれど無限の優しさとなって広がっていくような気がします。森とともに生き、森を守ってきた川辺の人々へ、そして森そのものがもつ記憶へとその輪はゆるやかに伸びていきます。ジャンボリーの空気を楽しみながら、ふとした瞬間その輪のことを思い出してくれたら嬉しい、そう思いながら。

−GNJ2012で、わたしたちのできること。

森の学校のある川辺町では、まちの課題として環境問題に向き合い、20種類のゴミ分別とリサイクルを実施しています。そんな意識の高いまちに見習って….

・当日は、川辺町の取り組みにならって、わたしたちもごみ分別を実際にやってみましょう。
・ごみの回収は、会場内一カ所の「ごみステーション」でまかないます。
(※購入したお店では、ごみの回収はいたしません。)

・生ごみを出さないためにも、残さずおいしくいただきましょう。
・食べ物等の容器は軽く水で洗ってきれいにしてからごみに出しましょう

・お気に入りのマイコップやマイ箸、マイ皿を持ち寄って、気持ちよく食事をいただきませんか。

 

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