ワカツ旅

オモイデトラベル ~枕崎 行き~
「黒潮と太陽の街で、彼女とめぐるキヲクの旅。」

【オモイデ作文-6通目:安藤アンディさん】

「ワカツ旅」

人が、木と木を、擦り合わせる。ともる木屑のbaby。

ばちばちと鳴り、灰が飛び。あたたかさと明るさは、電気のソレと異なる。

揺れ、昇る炎と、顔を眺め、焼き芋を半分、食べる。

あのとき。旅と、出逢うことと、ワカツことの意味が変わった。

辞書に記されたワカツ。一つのものを離して二つ以上にする。分配する。見分けて決める。区別する。同じ感情をお互いに持ち合う。人と別れる。

その意味も、ほかの全ても。違く見える。

僕らは、ワカち、ワカツ。

過ぎた日、今、これから迎える日をワカち、いずれワカツ。

鹿児島中央駅から一つのバスに乗り、枕崎へ向かったアノ日のコトを思うと。

言葉を交わし、飲み、食べ、歌を聴き、踊り、飛行機に乗り、笑い、はしゃぎ、寝転がり、階段を上がり、祈り、花を見て、火を眺め、焼き芋をほおばり、黙り、歩き、海風に吹かれ、輪になり、奏で、歌い、走り、眠ったアノ日のコトを思うと。

思い出しても、思い出しても切りが無いほどに、僕らはワカち、ワカち合い、またそれぞれの一つへ戻ったのだなと、感じる。

そういうことのワカッた旅だった(←駄洒落)。

2011年12月15日

安藤アンディ (サクラ島大学 職員)

P.S.
夜空に流星をみつけるたびに
願いをたくし ぼくらはやってきた
どんなに困難でくじけそうでも 信じることさ
必ず最後に愛ワカツ(KAN)

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