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デザインマーケットへ

いよいよ、鹿屋デザインマーケット。ものづくりやデザイン、食やショップ、写真展など、これほどの魅力ある方々が集まるのかと、今からとても楽しみです。

主宰の川畠さんが、ご自身のブログでも綴ってらっしゃいますが、今回の取り組みでは、会場となる北田商店街のアーケードが老朽化に伴い撤去を余儀なくされている現状から、今後の商店街を「どうやって」考えていくべきか「ヒントになる場」をつくるという目的がありました。そのための、企画でもある今回の田北さんのトークライブ企画です。

田北さんとの出会いは、僕がまだ大学生の頃。ひとり雨の中、バイクで阿蘇を越えたことがありました。凍えそうに寒くて不安な山の夜に、ふと目の前に現れた景色。温かい橙の灯りと、温泉街の湯煙が、ぽつぽつと浮かんでいました。小さなまちなのに、包みこんでくれるような安心感をもらったのをよく覚えています。訪れていたのは、小国町の杖立温泉というまちだと知ります。たくさんの路地裏がある、歩くのが楽しくなる風景。朝起きてみて、路地裏を散策しているところに、すこしひらかれた空間と出会いました。

そこは、「杖立ラボ」という名の、とてもやわらか雰囲気をもった空間でした。当時、「杖立ラボ」を主宰していたのが、実は田北さん。田北さんは、人口200名の杖立という町おこしを、実際に移住して、「杖立ラボ」という場の営みをとおして実践されていました。まちづくりの実践や、自分の営みの場所でもあり、まちの方々も通いやすい敷居の低い場。その空間では、たしかに今ここで、このまちでなにかが動き、根を広げているような印象をとても受けたのです。この後、僕は小国のまちや杖立によく行くようになりました。杖立での田北さんの取り組みも、ブログを通して身近な出来事のように、でもとても羨ましい豊かな風景として追いかけていきました。そこでの暮らしや、そのまちに惹かれていったのです。

まちのなかで生まれている様々な出来事を、大事にすくっていく。大きな出来事や最大公約数的な捉え方ではなく、ちっぽけに見えるものに目をむけて拾い上げて、分かち合うことを大切にしている。これまで、僕が出会ってきた「まちづくり」という言葉をつかう方々とは、どこか変わっている。誰よりも「まちづくり」ということに対して愛情をもたれている方だと感じています。そのうえに、とてもセンスの高いデザイナーでもある。
そんな田北さんのお話や考え方を、もっと聞いてみたかったし、デザインマーケット主宰の川畠さんやメンバーの方々と、ぜひその話を分ちたいとおもっています。

▼ 田北さんのまちづくりの考え方

1|“橋の下”をつくるということ<ユーザー感性学専攻パンフレットより
2| 感性とまちづくり<ユーザー感性学専攻パンフレットより
3| 西村佳哲著「いま、地方で生きるということ(2011)」にインタビューが掲載されています

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